メメント・モリ (死を想え)

死を恐れることは、生を慈しみ愛することになる。 

 

いま生きている喜びを、日々楽しもうではないか。 

 

愚かな人はこの喜びを忘れ、他の楽しみを求めようとする。 

 

この至上の宝を忘れ、財や欲にまみれ、果てしなく上を目指すが、満たされることはない。 

 

生きている間に生を楽しまず、死に臨んで死を恐れているようではダメだ。 

 

生きていることを楽しまない人は、死が刻々と近づいていることを忘れているだけなのだ。 

 

*『徒然草』 吉田兼好 

 

 

 

「死」を覚悟したとき、生き方が変わる。 

それは「生きる」から「生き切る」へ 

そのように我々の生き方が変わる。 

 

過去はない 

未来もない 

あるのは、永遠に続く、いまだけだ。 

いまを生きよ。 

いまを生き切れ。 

 

*「未来を拓く君たちへ」 田坂広志