なぜ、「気になる言葉」を心に残しながら読むことが大切なのか。
それは、「気になる言葉」に巡り会う瞬間とは、
我々の「深層意識」が、
何か大切なことを教えてくれている瞬間だからです。
そして、優れた「物語」とは、実は、
「表面意識」で考えて生まれるのではなく、
「深層意識」から自然に生まれてくるものだからです。
それゆえ、読書において巡り会った
「気になる言葉」を心に残していくならば、
それらの言葉同士が、心の奥深くで、互いに結びつき、
刺激しあい、様々な化学反応を起こし、
ときに、ひとつの「物語」を生み出すのです。
言葉を換えれば、
知的創造とは、「無意識のマネジメント」である、
そのことを意味しています。
そして、読書とは、
その「無意識のマネジメント」を行うための
優れた技法でもあるのです。
*田坂さんからいただいたすてきなメッセージを一部編集
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