人間の魅力は、
「素・朴・愚・拙」の四つの言葉で表すことができる、という
素とは、何も身につけない、飾らない魅力
朴とは、情があり、泥臭い朴訥とした魅力
愚とは、目から鼻に抜けるような鋭さではなく、
自分を飾らずバカになれる魅力
拙とは、上手に生きるのではなく、
不器用でヘタクソだが一途(いちず)な魅力
自分の損得を先に考えず、人の利を先に考える生き方
お先にどうぞと、自分を後回しにし、
少し損をすることを厭(いと)わない生き方
効率を求めるのではなく、ボーとして鈍い生き方
「潜行蜜用 如愚如魯」
(せんこうみつようは ぐのごとく ろのごとし)という禅の言葉がある
目立たぬよう、際立たぬよう
誰がしたかわからないように、ひそかに淡々と
日々自分のベストを尽くすこそが大事だということ
愚の如く、魯の如くとは、愚かな人のように
魯鈍(ろどん・頭の動きの鈍い人)のようにということ
「アホは神の望み」
陽気に明るく、大笑いしながら…
「素・朴・愚・拙」で生きていきたい
喜びの心、おかげさまの心、つつしみの心
そういうものが私たちの体を満たしたとき
命はいきいきと豊かに息づき、幸福への歩みを始める
いっけん鈍重に見え、愚かとも思える生き方こそが
実は苦しいこの世を生きていくために神が人間に授けた知恵である
*1分で感動から転載
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